新刊JP 「大江さんは、アフラック(アメリカンファミリー生命保険会社)のテレビCMに出てくるブラックスワンを“いい奴だと思う”と本書で書いていらっしゃいます。あのCMで、ブラックスワンは医療保険に入ろうか悩んでいる人たちに「入らなくてもいいじゃないか」とそそのかしますが、どうして彼が「いい奴」なのですか?」
大江 「まあ、半分冗談なのですが(笑)アフラックのテレビCMはものすごく上手なんですよ。保険なんて要らないというネガティブな感情から入り、落としどころとして保険は必要だと思わせる」
後田 「日常生活の中で何かが損なわれるのではないかという不安は、おそらく完全に払拭できません。それをよく理解したテレビCMだと思います。『保険なんて要らない』とは言うけれど、『本当に? 全く要らないのか?』と問いかけると、なかなか『はい』とは断言できない。あれは、変化球の脅しと言えます」
大江 「だから、それでもめげずに『保険は要らない』と言っているブラックスワンは“いい奴”なんですよ(笑)」
生命保険のテレビCMは視聴者への“脅し”だった?
新刊JP編集部
(2014年01月17日)
http://www.sinkan.jp/news/index_4256.html
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生命保険業界が表に出さない“数字”とは?
新刊JP編集部
(2014年01月22日)
http://www.sinkan.jp/news/index_4266.html
生命保険の嘘 「安心料」はまやかしだ
by 後田亨, 大江英樹