MATRIX

新聞広告の値段です。  段単価と言うのが基本になっています。  昔は15段で1面が構成されていましたが、最近では高齢化が進んで、文字級数が大きくなり、段数も減っています。  広告的には今でも15段を1面としています。ちなみに1段の天地は3.3cmで幅は新聞1Pの幅ですから、37.9cmだそうです。(読売新聞)  1Pの全面広告のことを全15段と言っています。見開き2Pは30段になります。  この段単価が契約段数によって変わります。つまり半年間で何段以上出稿するかという契約によって基本の段単価が変わる訳です。  例えば、15段契約なら、全国通しの段単価は370万円ぐらいで、200段の契約なら同じく、240万円ぐらいに下がります。  それ以外の付加料として、カラー原稿の場合、掲載面指定(テレビ面)、エリアごとに広告の内容を変える場合などの版切り替え料などにより、加算されて行きます。
。。。 朝刊全15段全国通しの場合、4,700万円ぐらいです。 つまり、1紙に付き5,000万円ぐらい覚悟しないといけないので、朝日、読売、毎日、日経なんかに、一斉に15段を撃つと (毎日、日経は発行部数が少ないので多少安い) 1億5,000万円~2億円ぐらいはかかると言うことです。

3 thoughts on “MATRIX

  1. shinichi Post author

    新聞広告掲載料

    by MATRIX

    Feelin’ Marketing

    http://feelinmarketing.blogspot.jp/2012/01/blog-post_3022.html

    サンプルとして、読売新聞夕刊のテレビ面下(全10段)にカラーの広告を全国通しで掲載した場合のシミュレーションは下記です。

    <基本条件>

    掲載エリア: 夕刊 全国通し

    契約段数 : 100段以上

    出稿段数 : 10段

    付加料金 : 色  : 多色

    掲載面指定  : あり 夕刊テレビ面

    版切替及び回数  : なし

    <計算式>

    1段あたり : 1,863,000円

    出稿段数 : 10段

    掲載料金小計 (1,863,000×10) 18,630,000円

    色刷り料 : 6,130,000円

    指定料 : (743,000×10) 7,430,000円

    切替料 : 0円

    付加料金小計 13,560,000円

    合計 (税別) 32,190,000円

    と言うことで、3,200万円ぐらいと言うことです。

    テレビCMのスポット価格が全国展開すると、1GRP単価30万円ぐらいつまり1,000GRPを全国に投下すると3億円ですから、どちらが高いのでしょうか?まあ、目的によって使い分ける、あるいは特性によって、うまくMIXすることによって、相乗効果を期待すると言うようなことなのでしょう。

    実は、新聞も使いようで、価格的にも実際にはいろんな裏があります。
    また、ご紹介します。

    Reply
  2. shinichi Post author

    TVスポットCM

    by MATRIX

    Feelin’ Marketing

    http://feelinmarketing.blogspot.jp/2012/01/tvcm_21.html

    最初の投稿ですので、おなじみのTVCMについてお話します。

    毎日、何本ものCMを見ている消費者ですが、以外とCMの値段などは知られていないものです。CMには大きく番組提供とスポットCMがあります。

    簡単に言ってしまえば番組の提供スポンサーが表示されたり、読み上げるものと番組の合間に放送されるCMの違いです。

    一般に番組提供は番組のイメージと商品のイメージを連動させ、視聴ターゲットにあったスポンサーがつく訳ですからターゲッタブルです。また提供は原則最低でも3カ月(1クールと言います。)単位ですので、ブランディングのような刷り込み効果も期待出来ます。

    一方スポットはその名の通り、ある一定期間に一定の量をいろいろな番組(番組の間)に投下するCMで新商品の販売キャンペーンなどに有効です。

    今回はそのスポットCMです。
    一般にスポットはGRPという単位で購入します。
    GRP(グロス・レイティング・ポイント)とは番組の視聴率の総数(合計)です。
    1%の視聴率の番組に15秒スポットを1本入れると、1GRPになります。同じ1本のスポットでも10%の視聴率の番組に入れると10GRPになる訳です。

    つまり、
    平均視聴率5%の番組に15秒CMを20回入れると→100GRPです。
    同様に
    平均視聴率10%の番組に15秒CMを10回入れると→100GRPです。

    本数と平均視聴率の掛け算になる訳です。(正確には視聴率の総和)

    ちなみに、関東地区(約1,500万世帯)で1GRPのスポット単価は7万円ぐらいから12万円ぐらいです。

    ずいぶんと幅がある理由は、タイムゾーンによって価格が違っているからです。ゴールデンタイム中心スポットを引くのが最も高くなります。
    全日(つまりタイムゾーンを指定しない)のが最も安くなります。また深夜(と言っても26時以降のような早朝に近い)ゾーンは比較的安く買えます。

    ここでちょっと矛盾がありますよね?GRPという単位で購入する訳ですから、本来深夜であろうがゴールデンであろうが同じでいいと思う訳ですが、そうは問屋(広告代理店)が卸さないということのようです。

    タイムテーブルこのタイムゾーンにはいくつかのパターンがあります。全日、逆L、ヨの字とかコの字などです。タイムテーブル(図)のように黄色い部分に限定してスポットを引くので「逆L」という訳です。コの字は平日の朝を加え、ヨの字は昼(12時から13時)を加えたものです。

    まあ、あまり細かい話はさて置き、一般に2週間ぐらいのスポットキャンペーンで1000GRPを東京地区に投下すると、約1億円の媒体費がかかるということです。
    媒体費なので、CF制作費などは入っていません。もちろんタレントの契約料も同様です。ちなみに全国で展開するとその3倍ぐらいかかります。(全国の世帯数が約4,500万世帯)

    なんとなく、イメージつかめましたでしょうか?
    次回はCMの効果について考えましょう。

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