BBC, BS朝日

知性に必要な要素である「創造力」を持つのは人間だけではない。イルカはオリジナルの技を考え出し、ミズダコは人間が作った仕掛けを利用して生きている。また、コガラの実験では、先祖が暮らした場所が過酷な環境であるほど創造力にあふれるDNAが受け継がれ、難問を解決する能力が発達していることが証明される。
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動物は危険回避のため、あるいはテリトリーを守るため、そして子どもに生きる術を教えるために、鳴き声やボディーランゲージを使ってコミュニケ―ションをとる。人間との関わりの中では、人間の言葉を理解し、時には「会話」に近いこともできるようになる。また他者への愛情や共感、協力、自己認識など高度な社会性を伴うコミュニケーション能力を持つ動物もいる。実験・観察を通して、驚くべき行動をするさまざまな動物の生態をわかりやすく解説。人間と動物の能力にそれほど差はなく、動物たちの能力には未知の領域があることがわかる。

2 thoughts on “BBC, BS朝日

  1. shinichi Post author

    人間を超えた!? 賢い動物たち

    BS朝日 – BBC地球伝説

    http://www.bs-asahi.co.jp/bbc/na_73_01.html
    http://www.bs-asahi.co.jp/bbc/na_73_02.html

    動物の知能に関する研究は、生物学において最も注目されている分野の1つ。近年、研究者たちの独創的な実験により、ヒトに次いで高い知能を持つとされるチンパンジーやオランウータンはもちろんのこと、無脊椎動物のタコにいたるまで、さまざまな動物の驚くべき能力が明らかになってきた。

    前編では動物の記憶力・学習能力に注目し、素晴らしい知力を発揮する動物たちを紹介する。道具を使う、何かを試すことで学習し知識に変える、優れた方向感覚で広大な地域を認識する、創造力をはたらかせオリジナルの技を生み出す、人間が作った仕掛けをかいくぐる…インコとチンパンジーの実験映像をはじめ、私たちの想像を超えた、優れた知力を見ることができる。動物たちの記憶容量は、人間に近づいているか、あるいは既に上回っているかもしれない。

    まず道具を使う動物の検証では、オランウータンが水の力を使ってピーナッツを手に入れ、ゴイサギがパンくずを釣り餌にして魚を捕まえる姿を紹介。また、カケスが2種類の石を判別して使う能力は、人間の7歳児と同等であることが証明される。生物が賢くなるために必要なのは「記憶力」。高い方向感覚を持つ動物の代表格であり、2度の世界大戦で活躍した伝書バトの能力を検証するため、GPS追跡装置を使った実験が行われた。その結果、ハトの方向感覚は持って生まれたものではなく、学習によって養われ記憶されたものだと判明する。広範囲にわたる水場や餌場を記憶できるアフリカゾウの姿も紹介。

    知性に必要な要素である「創造力」を持つのは人間だけではない。イルカはオリジナルの技を考え出し、ミズダコは人間が作った仕掛けを利用して生きている。また、コガラの実験では、先祖が暮らした場所が過酷な環境であるほど創造力にあふれるDNAが受け継がれ、難問を解決する能力が発達していることが証明される。

    最後に、「学習」という環境を与えることで賢くなった天才動物たちを取り上げる。訓練によって数字とアルファベットを識別できるようになったアシカや、死亡時には新聞記事にもなったインコの一種であるヨウムのアレックスを紹介。アレックスは25年間にわたり学習を続け、物体を認識し、数や色、素材をも識別できるようになったという。さらに、世界トップクラスの知能を持つチンパンジーである、京都大学にいるアユムに注目。アユムはほんのわずかな時間で、パネル上の数字の位置を記憶できる能力がある。これは人間で実験してもできない離れ業で、その能力に関していえば、はるかに人間を上回っている。私たちの想像を超えた動物の知力に驚かされると同時に、敬意を表し、人間が最も優れた生き物ではないと認識させられる。

    動物の知能に関する研究は、生物学において最も注目されている分野の1つ。近年、研究者たちの独創的な実験により、ヒトに次いで高い知能を持つとされるチンパンジーやオランウータンはもちろんのこと、無脊椎動物のタコにいたるまで、さまざまな動物の驚くべき能力が明らかになってきた。

    後編では動物たちのコミュニケーション能力に注目する。動物は危険回避のため、あるいはテリトリーを守るため、そして子どもに生きる術を教えるために、鳴き声やボディーランゲージを使ってコミュニケ―ションをとる。人間との関わりの中では、人間の言葉を理解し、時には「会話」に近いこともできるようになる。また他者への愛情や共感、協力、自己認識など高度な社会性を伴うコミュニケーション能力を持つ動物もいる。実験・観察を通して、驚くべき行動をするさまざまな動物の生態をわかりやすく解説。人間と動物の能力にそれほど差はなく、動物たちの能力には未知の領域があることがわかる。

    まず音によるコミュニケーション能力について検証する。シープドッグは犬笛や口笛の微妙な音の違いを判別して行動する。心理学者のジョン・ピリー教授は、どれだけの単語の音を理解できるか実験し、イヌに千以上の単語を覚えさせたという。またプレーリードッグは、コミュニティーの仲間に危険を知らせるために、敵の種類によって警告する声を変えるそうだ。ウマは声だけでなく、ボディーランゲージでもコミュニケーションをとる。このボディーランゲージを研究し、野生馬の調教に応用するネバダ州のカウボーイ、モンティー・ロバーツを紹介。

    他の動物の立場になって考える動物もいる。ベルベットモンキーは人間の視界に入らない場所を推察して餌をあさり、アメリカカケスは仲間をあざむいて誰にも見つからないところに餌を備蓄する習性がある。さらに、集団で暮らすためのコミュニケーションの一例として、ノドジロオマキザルの奇妙な生態を紹介。縄張り意識が強い彼らは、同じ群れの中で絆を確かめ合うため、痛みを伴う儀式を行うという。また、「協力」ができる動物もいる。ゾウは、本能からではなく目的のために協力し物事を成し遂げる。ミーアキャットは、コロニー内で子どもを協力して育て、捕食の仕方も親だけでなく大人たちが全体で教える。

    続いて動物の感情についても解明。コクジラは「愛情」「共感」など感情をつかさどる紡錘(ぼうすい)細胞が、なんと人間の3倍! 人間と接することに一種の楽しみを見出しているのではないかと考えられている。知能が高いカラスは、恐怖体験から得た危険情報を仲間と共有、その情報を感情と関連づけて記憶している。感情には「楽しい」「怖い」だけではなく、より高度なアイデンティティの認識もある。ゾウは鏡に映った自分の姿を”他の生物”ではなく、”自分”として理解できるそうだ。 

    最後に登場するのは人間に最も近いとされる動物、ボノボのパンバニーシャ。人間と同じように育てられ、絵文字を使って自分の感情や行動予定まで伝えることができる。人間の社会のルールにも対応できるといい、その高度な社会性に驚かされる。

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  2. shinichi Post author

    (sk)

    Virginia Morell が National Geographic に書いた “Minds of Their Own – Animals are smarter than you think” をもとに BBC がテレビ番組を作り、それをBS朝日が放送した。

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