井上靖が言ったこと

井上靖が
  努力する人は希望を語り
  怠ける人は不満を語る

と言ったそうだが 実際には
  努力する人ほど不満を語り
  怠ける人ほど希望を語る
ということのほうが 多いのではないか

努力は報われると思われている社会では
報われない人は
努力が足らないということになる

努力は報われないと思われている社会では
報われない人が
どうこう言われることはない

努力するのは いいことで
怠けるのは 悪いことだろうか
希望を語るのは いいことで
不満を語るのは 悪いことだろうか

努力する人ほど報われることを望み
報われなければ不満を語る
怠ける人ほど 夢見がちで
将来の希望ばかり語る

どちらがいいと
いうものではない

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