シェアとサブスク

モノを所有するという従来のやり方だけでなく
人と共同で所有するシェアリング・サービス(シェア)や
一定期間だけ利用するサブスクリプション(サブスク)が
思いのほか浸透してきている

1台のクルマをシェアして使うカー・シェア
クルマを買わずに一定期間利用するサブスク
1つの不動産物件を何人かでシェアして使ったり
ホテルの部屋をアパート代わりに使ったり
シェアとサブスクがあたりまえになってきている

支払は 従来は 1回きりだったから
売る側と買う側の関係もその時だけ
ところがシェアもサブスクも
関係は結構長いあいだ続く
いいとか 必要があるとか 思っているうちは
提供する側と受け取る側の関係は 続き
イヤになったり 必要がなくなったら
関係は なくなる

鍵となるのは
「持たない」ということ
目に見えるモノを「持たない」
目に見えないモノを「持たない」

持たないことがあたりまえになると
いらないものに囲まれている状態から解放され
びっくりするくらい自由になる

その時に住みたいところに住み
その時に合ったクルマに乗る
仕事をする時は仕事場の近くに住み
海や山をめぐるときは その近くに住む
ひとりで出かける時は小さいクルマに乗り
大きな荷物を運ぶときは大きなクルマに乗る

Netflixや Adobeのソフトウェアだけでなく
Grabや HafHを使う
縛られていたものから解放されて
自由が手に入った気がする

2 thoughts on “シェアとサブスク

  1. shinichi Post author

    「持たない時代」のマーケティング

    サブスクとシェアリング・サービス

    by 髙橋広行、CCCマーケティング総合研究所

    サブスクやシェアリング・サービスは、モノを持たずに消費する、新しい消費のあり方です。言い換えると、モノを所有することよりも体験や経験を重視する「コト消費」を大切にする消費のあり方であるともいえます。本書は、このサブスクやシェアリング・サービスを中心に、「持たない時代」の消費者理解、これらのサービスで成長している企業の事例を通じて、その提供価値を紐解きながら、新しい時代に対応したマーケティングのあり方を提唱していきます。

    世の中にはすでにサブスクやシェアリング・サービスに関する書籍がいくつか存在します。しかし、どのような消費者に、どのような価値を提供しているられるのか、という「消費者視点」で検討したものが、あまりないのが現状です。ビジネスにおいてもアカデミックな研究においても、「持たない時代」に応じたこれらの新しいサービスが消費者にどのように寄り添っていくのかについてマーケティングの視点で、検討する意義は大いにありそうです。

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