One thought on “Brehms Tierleben(ブレーム動物事典)

  1. shinichi Post author

    ブレーム動物事典(第二版)挿絵に描かれた蝗害

    『ブレーム動物事典』

    ウィキペディア
    https://ja.wikipedia.org/wiki/アルフレート・ブレーム#『ブレーム動物事典』

    独題『Brehms Tierleben』、英題『Brehm’s Life of Animals』。第1版は全6巻で『Illustrirtes Thierleben』というタイトルで、1864年から1869年にかけて出版された。

    第2版は全10巻で1876年から1879年にかけて、『Brehms Thierleben』と改題されて出版された。第2版で追加されたグスタフ・ミュッェルらのイラストは、チャールズ・ダーウィンに「これまで見たなかで、最も優れている」と評されている。この第2版は1882年‐1884年に再出版され、続いて第3版が1890年から1893年にかけて出版された。

    この事典は各国語に翻訳され、20世紀になってからも、要約して1巻にまとめた本などが出版されている。

    蝗害

    ウィキペディア
    https://ja.wikipedia.org/wiki/蝗害

    蝗害(こうがい、Locust plague)は、トノサマバッタなど相変異を起こす一部のバッタ類の大量発生による災害のこと。

    蝗害を起こすバッタを飛蝗、トビバッタ、ワタリバッタ(英語では「locust」)という。また、飛蝗の群生行動を飛蝗現象と呼ぶ。飛蝗現象下にあるワタリバッタの群れが航空機の飛行を妨げる場合すらある。

    群生行動をしているバッタは、水稲や畑作作物などに限らず、全ての草本類(紙や綿などの植物由来の製品にまで被害がおよぶ)を短時間のうちに食べ尽くしてしまう。当然、被害地域の食糧生産はできなくなるため、住民の間に食糧不足や飢饉をもたらす事が多い。また、大発生したバッタは大量の卵を産むため、数年連続して発生するのが特徴である。日本を含む大抵の国では、殺虫剤の普及により過去のものとなっているが、アフリカ諸国など国土が広大で組織的な駆虫が難しい地域では、現在も局地的に発生し大きな被害を出している。

    日本での発生は稀なため、漢語の「蝗」に誤って「いなご」の訓があてられたが、水田などに生息するイナゴ類が蝗害を起こすことはない。

    蝗害(飛蝗現象)は農学上重要であるとともに生態学的にも興味深いため、多くの研究が積み重ねられている。

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