Category Archives: dream

夢はかなわない

うまくいった人たちが
 あきらめなければ夢はかなう
と 口を揃える
でも実際には 夢はかなわない

メンターと称する人たちが
 がんばっていれば いつか報われる
という
でも実際には 努力は報われない

画面のなかの歌手が
 最後は必ず正義が勝つ
と歌う
でも画面の外では 正義が勝つことはない

幻想に惑わされた人たちが
夢を追いかけ
夢の蟻地獄にはまる
努力をする
正義を信じる

幻想をふりまく人たちは
現実を楽しむのに忙しく
夢を追いかけたりはしない
努力もしない
正義をふりかざしたりもしない

騙すのはいけない
でも 騙されるのはもっといけない

夢を見る

朝のひかりのなかで
僕には 夢を見る資格がない
と 気づく

遠くから声が聞こえてくる
 資格なんていらない
 夢は見るものではない

 夢は生きるものだ
 夢を生きればいい
 ただ生きればいい

ふと前を見ると
朝のひかりは消え
風が吹いている

夢はどこかに
飛んで行ってしまった
なんの夢
どんな夢

君と夢を見る
君を夢見る

夢と願い

諦めなければ 夢はかなうとか
思い続ければ 願いはかなうとか
いい加減なことを 言う

諦めなくても 夢は破れ
思い続けても 願いは届かないという
ほんとうのことは 言わない

広告代理店が 夢をカネに変え
神社が 願いをカネにする
夢も願いも カネにはかなわない

見続ける夢が たとえ幻でも
願いを追い続けるのが 愚かでも
夢や願いは なぜか消えない

夢のかけらを 持ちながら
願いの痕跡を 拾いながら
終わらない時を すごす

夢に弄ばれても
願いに裏切られても
永遠でない時を 生きる

夢の輝きや
願いの明るさが
心のなかで 息づいている

完璧とはほど遠い昨日と
うまくいかない今日の先に
予定通りにいかない明日が続く

君という夢と
君という願いが
消えないことを祈る

喜ぶ

ひとつが終わると
次が始まる

終わることは大事で
終わらなければ
始まるものも始まらない

終わるのは
悲しいことではない
終わるのは多くの場合
いいことでもあるのだ

どんなことにも終わりがある
戦争が終わる
人生が終わる
会社が終わる
国が終わる

入学すれば退学か卒業が
就職すれば退職が
出生すれば死亡が
必ず待っている

何かの終わりが
別のことの始まりになる

始まりは
何かが終わることでやって来る

終わることを
新しいことが始まるのだと思って
喜ぶ

終わってしまえばすべて夢
だから
どんな終わりも
喜ぶ

寒い夜の夢

寒い夜に
目を閉じて
海岸に飛ぶ
暖かい風が吹き
波の音が聞こえる

君が
ただの海岸を
幸せな海岸にする
ぼんやりとした太陽を
まばゆいばかりの太陽にする

怠惰な風が
気持ちよく吹いて
インディゴブルーが
君を包む
肌が触れる
匂いが混じる

みんなが知っていること

みんなが知らないことを知っても
誰にも理解されないけれど
みんなが知っていることを知るより
ずっといい
だって
みんなが知っていることを知るのは
なんにも知らないのと同じだから
誰かにわかってもらえたと思っても
ただの錯覚かもしれないのだから

ぬけぬけと自分の夢に溺れれば
それはそれで幸せではないか
世界と断ち切れたところで
ひたすら見えないものを紡ぐ
そして
出来上がりに満足する
誰もいいと言わない出来上がりは
静かなひかりのなかで輝いている
ああ
なんてきれいなんだろう

つきぬれ

月が濡れ
星が濡れ
夜が濡れている

暗闇の中の白い肌
暗闇の中の美しい顔
説明することは何もない

そこにいる
そこにいない

ホルモン

激しいセックスをする
ドーパミンが分泌される
やる気が出る

彩のあるものを食べる
バランスのある栄養が摂れる
からだが整う

午前中に日の光を浴びる
セロトニンが分泌される
こころが整う

緑のなかを歩く
心が癒される
感情が静まる

やさしく抱き合う
オキシトシンが分泌される
満ち足りた気分になる

暗く静かなところで眠る
程々の家の夢を見る
君と同じ夢を見る

青い鳥

自分に合った仕事を見つけようとして
いろいろな仕事を試したり
見つける努力をしても
自分に合った仕事が見つかるとは限らない
 
もっといい仕事があると思って仕事をしていたら
せっかくの仕事も身に付かず
自分に合った仕事かもしれないのに
それに気づくこともできない
 
自分に合った仕事は
身近にあるのかもしれない
自分に合った仕事なんて
ないのかもしれない
 
好きになった仕事が
自分に合った仕事だと
そう気づけばいいだけのことだと
誰かがそう言った
 
 
自分に合った相手を見つけようとして
いろいろな相手を試したり
見つける努力をしても
自分に合った相手が見つかるとは限らない
 
もっといい相手がいると思っていたら
せっかくの相手のよさにも目が行かず
自分に合った相手かもしれないのに
それに気づくこともできない
 
好きになった相手が
自分に合う相手だと
そう思っていたら
君に出会った
 
君を思い続けていたら
君が僕に合っているって
僕が君に合っているって
それしかなくなった

良い夢

ベッドの上でこれを書いていて
ふっと横を見たら
君がすやすや眠っている

これが夢だとしたら
とってもいい夢だ

これがうつつだとしたら
とってもいい夢だ

幻はどこにもない
みんな夢
うつつも夢

ピアノの音が 微かに聞こえる

それにしても
なんていい夢なんだろう

悪い夢

高いところに上って街を眺めていたら
なにもかもが おかしく思えてきて
うつつがこんななら
いっそのこと夢に行ってしまおう とか
うつつと夢を入れ替えてしまおう とか
ろくでもないことを考え始めてしまった

うつつと夢を行き来している夢を見て
夢のなかで見た夢のことを思い出す

求められもしないで見た夢と
求めもしないで見た夢のなかの夢は
交わることがなさそうで
でも同じ夢なのかもしれないと思って
それで 何がおかしいのかを少し整理してみた

海や川や運河と陸との間には堤防があって
水のところと そうでないところとが
あまりにもきっちりと分けられていて
整然としていて 窮屈で 直線ばっかりで
道路も 直線ばっかりで
建物の敷地は 四角くて
見ていて うんざりしてきた

山や丘や崖や海や川や湖や池が
森や林や木や葉や根や草や花と
一緒になって作ってきた景色には
直線はなかったから
直線ばかりの街を見ていると おかしくて
この直線がなくなってしまったらいいのにと
思ってしまったのだ

墓石のようなビルが 整然と並ぶ街は
まるで巨大な霊園のようだ
人が作るものはどうしていつも
こんなにも醜いのだろう
機能美とかなんとか 言いつくろってみても
優しさが消えたのは 隠すことができない

動きが消えてしまった街を
車だけがゆっくりと動いてゆく
土を耕す人が見えるわけもなく
種を蒔く人も見えるわけがない
見えるわけのない たき火の煙が
なぜか なつかしい

下に見える景色は
うつつなのか夢なのか
夢のなかのうつつなのか
夢のなかの悪い夢なのか

これはうつつではないよね と言う
うつつの君が微笑む
やっぱりこれはみんな
夢なのかもしれない

アルヴォ・ペルト

子守唄を聴きながら眠る
昼なのに眠る

音がないみたいなのに
静かな音が聞こえてきて

鈴の音はしないのに
鈴が鳴り続けているように感じる

飾らない音符と簡素な和音が
簡素な音と飾らない声を生む

リズムはいつまでも単純だけれど
飽きることはない

まるで昔の音楽が
よみがえったみたいだ

懐かしい君を
抱いているみたいだ

子守唄がいつまでも聞こえる
ずっと聞こえる

蜃気楼

蜃気楼は
見に行って見られるものでない

 何月頃に
 どこで
 どんなものが見えるのか

なんていう情報がインターネット上にたくさんあるけれど
行ったからといって 見られるとは限らない

虹も
オーロラも
見に行って 見られるとは 限らない

蝶を探して山の奥深く踏み入っても
虫を探して森の奥深く分け入っても
痕跡すら見つからないことが多いという

景色だって
天気ひとつで大きく変わる
見たいものが見られるとは限らない

ある日
どこまでも伸びる道をドライブしていたら
森が見えてきて

あの森は本当の森なのか
それとも蜃気楼の森なのかと考えていたら
あっというまに森が湖に変わった

森は蜃気楼だったのだろうか
湖は蜃気楼なのだろうか
そんなことを考えていたら
湖は砂漠に変わった

砂漠が蜃気楼なわけはないと考えていたら
水をたっぷり湛えた湖に着いた

なにが実際に見えたのか
なにが蜃気楼だったのか
わからなくなった僕は
自分のいるところが
実際にあるのかどうかさえわからなくなって
あたりを見回した

君がこっちを向いている
あっ やっぱりここは夢の中だ
そう思った瞬間に 君は消えた

風のにおい

春の風のにおいは 春を感じるにおい
気持ちのいい 若葉や花のにおい

生き物が身近に感じられる春に
土の上を歩くのが気持ちいい

春の真ん中で二人で目を閉じて
鮮やかで爽やか

春なのに秋を感じる日に
なにも終わらないでと願う

夏の風のにおいは 夏を感じるにおい
むわっとした 暑く湿ったにおい

空の高さと深さを感じる夏に
暑い砂の上を裸足で走る

夏の夜に砂浜の上で二人だけになって
とても嬉しい

夏なのに冬を感じる日に
風の冷たさが気持ちいい

秋の風のにおいは 秋を感じるにおい
爽やかな土の香りと 枯葉のにおい

木の肌触りがとてもいとしい秋に
落ち葉を踏んで音を楽しむ

枯葉にかくれた穴に落ちた二人は
とても運がよくて

秋なのに春を感じる日に
与えられた時が有難い

冬の風のにおいは 冬を感じるにおい
透き通っていて 冷たく乾いたにおい

流れる水がどこまでも清らかな冬に
霜柱を踏んで感触を楽しむ

冬の寒さのなかでからだを寄せ合って
とても近くて

冬なのに夏を感じる日に
陽の暖かさが気持ちいい

君がいる四季の風は
たくさんの香りを運んでくる
たくさんの違ったにおいがする
たくさんの君がいる

夢とうつつ

うつつと夢
夢とうつつ
うつつの夢
ゆめうつつ

うつつと夢の境目は
はっきりしていれば 迷うこともないけれど
あいまいになると 本当かどうか不確かになり

うつつが夢と思えてきたり
夢がうつつを飲み込んでしまったり
すべての存在が うつつか夢かわからなくなる

あるものはないように思え
ないものがあるように思える
でもいずれにしても すべてがいつかはなくなる

なくなるものは 初めから
なかったのかもしれないと
そう思って君を見たら 君が目の前から消えた

君はうつつ 君は夢
でも 君はいる
確かにそこにいる

みんな幻 みんな夢

現実は精巧に出来た幻
現実は精巧に造られた夢
目の前の美を素直に見ていると
それが見えてくる

みんな幻
みんな夢
昨日のことも
明日のことも

宇宙の夢に比べれば
これは一瞬の夢
時間の幻に比べれば
これは一瞬の幻

いつまでも完璧にならず
いつまでも未完成の
どんなに経っても永遠とは遠い
夢という無 幻という空

心地よい夢のなかに眠り
風のような幻のなかで遊ぶ
日常のなかで見る幻も
一日の終わりに見る夢も
ほんの一瞬のこと

ふわふわした儚い夢を
覚えていることはなく
あるはずのない幻が
輪郭を持つこともない

美しい一瞬が永遠に思え
そして消える
君への思いが永遠になる

脆い花びら

綺麗な花は脆い
道端に咲く花も
風が吹くたびに
目の前で落ちる

地上に落ちて
散らばる花は
時に流される
私の心のよう

花びらには
軽さがあり
脆さだけが
重さになる

舞うのか
落ちるか
死ぬのか
生きるか

脆さは
美しく
儚さは
切ない

咲く
散る
風に
舞う




知らない国の子守歌

口づけは暖かく、本当のような気がした。私はベッドのうえ、隣にあの人が座っている。もうきみを連れて行かなくてもいいんだね、優しい声は、柔かで落ち着いていた。

なぜそんなこと言うの、私の声は震えている。もう行かなくては、そう言って後ろを向いたあの人に、私は大きな声で言った、待って、もう一度だけでいいから、私を連れて行って。

まえに見た夢と同じ、あの人が私を抱え、空に浮かぶ。海が見える、白い波が砕けている。砂漠が見える、雪が降っている。随分遠いところまで来た、いったいどこまで行くのだろう。

湖が見える。岸辺で女がこちらを見ている。あれは宿のおかみよね。さあ、誰かな、わからないな。見えないの?見えない、きみのこと以外はなにも見えない。私はあの人を抱きしめる。

水辺に降りることはできないの?どこがいい?あそこの入り江がいいわ。風が湖のほうから吹いている。さざ波が次から次へと押し寄せる。私は湖に踏み出す。水に濡れ、子供のように走る。あの人が私を見つめている。

小船が岸に繋がれている。飛べない鳥たちが羽をふるわせ、水面を滑る。私はあの人と小船に乗る、沖に漕ぎ出す。湖の透きとおった水。見つめあう二人、小船のなか。

気が付くと海、潮の香り。口づけまでが海の味。漕ぎ続ける、ずっと。どこに行くの?どこがいい?抱きあえば、小船は二人の寝台。山が見えてくる、川はどんどん狭くなる。

小船を棄てた私たちは、川に沿って山に分け入る。ひかりの滝をくぐる時、あの人が手を差し伸べる。私はあの人にからみつく、よろこびの水飛沫が風に舞う。

暖かな白い雪が、私たちを狂わせる。茶色い土も緑の草も、真っ白なひかりのなかで色を失う。あの人だけが私を包み、周りの景色が消えて行く。なにも見えなくなる。

もう行かなければならない。あの人が言う。待って、私は大きな声で言う。待って、行かないで。私をおいて行かないで。あの人はなにも言わず、空に飛び、消えて行った。

口づけの記憶はなかった。あの人の記憶もぼんやりとしている。風の感じもない、潮の香りもしない。いつものベッドなのに、なにかが違う。もう空を飛ぶことはないのかもしれない。

身近だったころ

病がもっと身近だったころに
お堂にこもって病気平癒を祈るしか
できることがなかったころに

医者は自分の限界を知っていて
患者も医学の限界を知っていて

病が治らないことを
誰かのせいにすることはなかった

病は人の力の及ばないもの
誰もがそう理解していた

死がもっと身近だったころに
道端に死体が転がっているのが
そう不思議でなかったころに

人は人の限界を知っていて
自然を畏れる心を持っていて

死に至ったことを
誰かのせいにすることはなかった

死は人の力の及ばないもの
誰もがそう理解していた

自然は人の力を超えたもので
人は畏れを抱いていた
人は自然とともに生きてきて
自然がやさしくないときは
祈り
自然がゆったりとしているときは
感謝してきた
人が自然を超えたとき
自然が人になにをするか
考えただけでもおそろしい

池澤夏樹

『あやとりの記』も『水はみどろの宮』も、『椿と海の記』だって半分までは、でできている。
しかし、水俣は彼女にうつつを見させた。これが現実の人間のありよう、この地獄を作ったのが人間。それをせめて煉獄に変え、救いの道を付けなければならない。そういう声に応じて、四十年に亘ってその声の命じるままに力を込めて書き続け、『苦海浄土』ができた。あの大作では、うつつに踏みとどまらなければという意思との方に行ってしまいたいという誘惑の力が拮抗している。

Tore Nielsen

It’s such an exhilarating feeling to lucid dream. It’s like a drug — it’s that powerful.
You can try flying, singing, having sex — it’s better than VR.

荘子

夢の中で胡蝶としてひらひらと飛んでいた所、目が覚めたが、はたして自分は蝶になった夢をみていたのか、それとも今の自分は蝶が見ている夢なのか。。。

Che Guevara

Mi querida:
Hoy va desde Hiroshima, la de la bomba. En el catafalco que ves hay los nombres de 78 mil personas muertas, se estima el total en 180 mil.
Es bueno visitar esto para luchar con energía por la paz.
Un abrazo
Che
(25.7.1959)

Fernando Pessoa

Leave traveling to those who don’t exist! Presumably for someone who is nothing, life, like a river, is a simple matter of flowing ever onwards. For those who think and feel, those who are awake, the ghastly experience of sitting on a train, in a car or in a ship lets them neither sleep nor wake.
I return from any journey, however short, as if from a sleep full of dreams – in a state of torpid confusion, with all my sensations glued together, drunk on what I have seen.
I can’t rest because my soul is sick. I can’t move because there’s something lacking between body and soul; it’s not movement I lack, but the desire to move.

Wikipedia

The Muses (/ˈmjuːzɪz/; Ancient Greek: Μοῦσαι, Moũsai) are the inspirational goddesses of literature, science, and the arts in Greek mythology. They were considered the source of the knowledge embodied in the poetry, lyric songs, and myths that were related orally for centuries in these ancient cultures. They were later adopted by the Romans as a part of their pantheon.
In current English usage, “muse” can refer in general to a person who inspires an artist, musician, or writer.

Nicholas Korody, Pilar Olivares

Countries pour money into the festivities, often going far over budget, with the hope that they’ll receive a return—either through tourist dollars or else through raising the city’s profile internationally. And, after the closing games, those hulking stadiums and sports venues are expensive to maintain. They also can be hard to find a use for. Domestic sports just don’t draw the same crowds as the Olympics do.

Luz Colendrino-Bucu, Manuel R. Guerrero, Baceliza M. Pascual, Rosalinda Arre-San Mateo

Most of us daydream. We can control it, unlike sleep. The content of our daydreams tends to reflect what is motivating or of importance to us. These daydreams are more related to our physical and social environment. They are parts of our daily activities varying from person to person depending upon his desires, or dislikes. This is a part of our waking consciousness. When you cannot solve your problem, you just throw yourself to your rocking chair and start fantasizing. You are just using your imagination to understand what other people are experiencing. Fantasy can contribute to your creativity thus making you more psychologically fit.
Whether daydreams are adaptive or maladaptive depends on us. Some students daydream and spend much time in fantasy life. They want easy life and they don’t do much studying. The supervisor or the secretary daydreams also. Most of us daydream especially when we are in a stage where we can not resolve our problems; we regress and delve into some kind of wishful thinking.

Frederik van Eeden

I can only say that I made my observations during normal deep and healthy sleep, and that in 352 cases I had a full recollection of my day-life, and could act voluntarily, though I was so fast asleep that no bodily sensations penetrated into my perception. If anybody refuses to call that state of mind a dream, he may suggest some other name. For my part, it was just this form of dream, which I call “lucid dreams,” which aroused my keenest interest and which I noted down most carefully.

Abu Rumaysah al Britani

isFruity cocktails
Very popular in the summer and costing less than a dollar, use your imagination to create your own unique blends. You can even spoil yourself by adding milk, sugar and crushed ice.
Tea and coffee
If you were worried about leaving behind your local Costa Coffee then you will be happy to know that the Caliphate serves some of the best lattes and cappuccinos around. The milk is truly delightful — creamy and fresh. As for the tea then the distinctive pekoe leaves of Layalina are, at the moment, the frontrunners.
Ice cream
Fluffy, velvety and sweet. If you want to treat yourself then indulge in this full fat delight all for less than 30 pence.
Chocolates
Snickers, Kit Kat, Bounty, Twix, Kinder Surprise, Cadburys — yes, yes we have it all.

須賀敦子

いくつかのフランスのレジスタンス文学に比べ、シローネの小説は、政治と人間という、この類の終戦後の小説の在来の方程式に、風土と宗教の問題を織り入れることによって、それまでになかった重厚さと現実性を与え、全体的な人間ということについて深く考えさせてくれた。
この「全体的な人間」のイメージに魅せられて私はイタリア語と取り組んだ。

イタリアを日本人たちに説明する仕事に、私は、いつか没頭することになるだろうか。シローネから出発した、「全人間」を求めての、イタリアの、そして私の半生の旅を、日本の人たちにどうしてもわかってもらいたいと思う日が、いつかやってくるだろうか。

星野道夫

Hoshino1自分の分身が一列に並んだら、2000年前の弥生時代の分身はわずか70~80人先。

振り返って、少し目をこらせばその顔をかすかに読み取ることもできる。

僕たち人間の歴史とは、それほどついこの間の出来事なのだ

タモリ

Tamoriジャズな人って何かっつうと、向上心がない人のこと。
向上心がある人は、今日が明日のためにあるんだよ。向上心がない人は今日が今日のためにある。これがジャズな人だよね。
向上心イコール邪念ってことだよね。
あんまりジャズ以外は聞かないんだけど、浜崎あゆみの歌で感心したことあるんだよ。「始まりはワケもなく始まり、終わりは必ず理由を持つ」っていう歌詞があって。これよく言い表してると思って。意外とジャズだったな。
夢があるようじゃ人間終わりだね。
夢が達成される前のその区間は、まったく意味のないつまんない世界になる。これが向上心がある人の生き方なんだよね。悲劇的な生き方。
教育がおかしいよね。夢をもちなさい、友だちをもてって、友だちなんかいなくたって生きていけんだよね。
愛って素晴らしいよねって言うけれども、愛が達成されなくなったら人を殺すんだよ。執着なんだよ。
愛ってキレイなものじゃないんだよ。いいときだけがキレイなの。悪くなったらものすごい汚いものになる。
若い子は愛というと恋愛と勘違いするんだよね。恋愛はあれは恋なんだよ。あれは愛ではない。
愛というのは神しかいえないことじゃないの?
愛と夢と友だちを言うヤツはオレは信用しないんだよ。

Heraclitus

The waking have one world in common; sleepers have each a private world of his own.

Even sleepers are workers and collaborators of what goes on in the universe.

陶淵明

晉太原中,武陵人,捕魚為業,緣溪行,忘路之遠近。忽逢桃花林,夾岸數百步,中無雜樹,芳草鮮美,落英繽紛,漁人甚異之﹔復前行,欲窮其林。林盡水源,便得一山。山有小口,彷彿若有光,便舍船,從口入。初極狹,纔通人;復行數十步,豁然開朗。土地平曠,屋舍儼然。有良田美池桑竹之屬,阡陌交通,雞犬相聞。其中往來種作,男女衣著,悉如外人﹔黃髮垂髫,并怡然自樂。見漁人,乃大驚,問所從來,具答之,便要還家,設洒殺雞作食,村中聞有此人,咸來問訊。自云先世避秦時亂,率妻子邑人,來此絕境,不復出焉﹔遂與外人間隔。問今是何世,乃不知有漢,無論魏、晉。此人一一為具言所聞,皆嘆惋。餘人各復延至其家,皆出洒食。停數日辭去,此中人語云:「不足為外人道也。」既出,得其船,便扶向路,處處志之。及郡下,詣太守說此。太守即遣人隨其往,尋向所志,遂迷不復得路。

Wikipedia

Die 68er-Bewegung hat der 68er-Generation ihren Namen gegeben, für die die späten 1960er Jahre eine prägende Phase waren. Angehörige der Generation, im Besonderen aktive Teilnehmer der Bewegungen, werden 68er beziehungsweise Alt-68er genannt. Laut dem Publizisten Rainer Böhme werden aber auch allgemein die Geburtsjahrgänge 1940 bis 1950 als 68er-Generation bezeichnet. Seit dem Jahr 2005 beginnt diese Generation in Deutschland das reguläre Renteneintrittsalter zu erreichen. Aus der Alltagswahrnehmung heraus wird 1968 oft vereinfacht als Generationenkonflikt betrachtet. Diese Sichtweise lässt aber die unterschiedlichen weltweiten Schauplätze und die gleichzeitige Teilnahme verschiedener Generationen außer Acht. Auf der Basis eines differenzierten generationstheoretischen Konzepts lässt sich die soziale Bewegung von 1967/68 durchaus als generationelle Protestbewegung begreifen.

Wikipedia

Wabi-sabi represents a comprehensive Japanese world view or aesthetic centered on the acceptance of transience and imperfection. The aesthetic is sometimes described as one of beauty that is “imperfect, impermanent, and incomplete”. It is a concept derived from the Buddhist teaching of the three marks of existence, specifically impermanence (無常), the other two being suffering (苦) and emptiness or absence of self-nature (空).
Characteristics of the wabi-sabi aesthetic include asymmetry, asperity (roughness or irregularity), simplicity, economy, austerity, modesty, intimacy and appreciation of the ingenuous integrity of natural objects and processes.

小池真理子

通り過ぎてきた時間は儚くて、てのひらに載せるとすぐに溶けてしまう淡雪のようなものかもしれない。だが私たちは、淡雪がてのひらに載った時の、そのつめたくて気持ちのいい感触だけは終世、忘れないのである。におい、色、気配、そのすべてを覚えているのである。幸福な記憶というのはそういうことを言うのだろう。

牛山恭男

Sea

「海の見えるところに家を建てて穏やかに暮らしたい」
そう思っている人のためのアイデアとノウハウが蓄積されている
牛山恭男建築設計事務所
(〒251-0037 神奈川県藤沢市 鵠沼海岸 4-19-3, tel.: 0466-34-4431)

Abror Rizki

Happy Birthday Mr President
Chinese President Xi Jinping leads a “Happy Birthday” for Russian President Vladimir Putin on the Indonesian resort island of Bali, with Indonesian President Susilo Yudhoyono playing Happy Birthday to You on a guitar and Korean President Park Geun-hye singing the song with a lovely smile

Pedro Calderon de la Barca

So sleep; sleep fast: and sleep away those two
Night-potions, and the waking dream between
Which dream thou must believe; and, if to see
Again, poor Segismund! that dream must be.—
And yet, and yet, in these our ghostly lives,
Half night, half day, half sleeping, half awake,
How if our waking life, like that of sleep,
Be all a dream in that eternal life
To which we wake not till we sleep in death?
How if, I say, the senses we now trust
For date of sensible comparison,—
Ay, ev’n the Reason’s self that dates with them,
Should be in essence or intensity
Hereafter so transcended, and awake
To a perceptive subtlety so keen
As to confess themselves befool’d before,
In all that now they will avouch for most?
One man—like this—but only so much longer
As life is longer than a summer’s day,
Believed himself a king upon his throne,
And play’d at hazard with his fellows’ lives,
Who cheaply dream’d away their lives to him.
The sailor dream’d of tossing on the flood:
The soldier of his laurels grown in blood:
The lover of the beauty that he knew
Must yet dissolve to dusty residue:
The merchant and the miser of his bags
Of finger’d gold; the beggar of his rags:
And all this stage of earth on which we seem
Such busy actors, and the parts we play’d,
Substantial as the shadow of a shade,
And Dreaming but a dream within a dream!

Jean d’Ormesson, Danièle Mazet-Delpeuch

ihtrdv-chef16-blog480The story is based on a two-year period when François Mitterrand, then president of France, hired a personal cook, ruffling the feathers of the official in-house Elysée chef.
In 1988, Mr. Mitterrand had just been re-elected for another seven years and began his new term by proclaiming in front of an adviser: “I want a woman from the country in my kitchen!”
The search led to a recommendation by the Michelin-starred chef Joël Robuchon: Danièle Mazet-Delpeuch, a cook from the Périgord region, who had founded Foie Gras Weekend, a pioneering class teaching the region’s cuisine, as well as creating the École d’Art et Tradition Culinaire du Périgord, the area’s first cooking school, and opening a restaurant in her home.
She was whisked to the Elysée where she was told that a high-level man in government needed a cook. When she found out who it was, she said she simply accepted then and there. The story of the next two years cooking for a president who had a passion for gastronomy is recreated in the film, with Catherine Frot as Ms. Mazet-Delpeuch and Jean d’Ormesson, a novelist and member of the Académie Française, playing the former president, in his first film role at age 87.

8 Women Dream

Our intention is to make you believe that you can achieve your dreams too. It is our sincerest wish — through the sharing of our personal experiences — that we will inspire you to pursue your big dream.
Even if you are sick, overweight, over age 55, under age 21, married, divorced, rich, without a high school diploma, unemployed, or striving to make your next meal – you can – because many dreamers started where you are.
Each day one of the eight women writers featured on this blog offer dream stories through compelling advice, humor or research to help you dream big. Sometimes guest bloggers like to share an inspiring dream story. Each dreamer typically shares their dream story once a week for a year and then moves on to live her dream. Some dreamers have stayed longer because they love writing about living their dreams.

BBC

EmmanuelleDemeautis-AdrianLomasThirty-four years ago, Emmanuelle Demeautis, then 9, was walking her dog along beach in the French coastal town of Cherbourg, when she found a message in a bottle.
The note read:
“My name is Adrian Lomas — I’m aged nine and live in England, if you find this letter please write to me.”
Demeautis did as Lomas requested, and for the next three decades, Demeautis and Lomas were penpals.
“We wrote for many years and, at one stage, we planned to meet in Tahiti but, for one reason or another, it didn’t happen.” Lomas told the Chester Leader. “However, thanks to the power of Facebook, Emmanuelle spotted that I was riding the Tour de Force and got in touch.”
Last week, 34 years after first writing to each other, the long-distance friends finally met.
“It was a really emotional meeting,” Lomas, the managing director of digital agency, Blueleaf, wrote on his blog. “We both know each other so well, both have families and are interested in similar things. Her father was a champion cyclist and her cousin is working with a cycling team. Emmanuelle and her husband write and illustrate books.”
The friends plan to meet up again — this time with their respective spouses, too — at the end of the bike tour.

Oriah

I wrote the prose poem, The Invitation one night after returning home from a party. I don’t usually attend parties but on this occasion, berating myself for being anti‐social, I made an effort to go and be friendly. I returned home feeling frustrated, dissatisfied with the superficial level of the social interaction at the party. I longed for something else.

Mondragon Corporation

MondragonThe MONDRAGON Corporation is a corporation and federation of worker cooperatives based in the Basque region of Spain. Founded in the town of Mondragón in 1956, its origin is linked to the activity of a modest technical college and a small workshop producing paraffin heaters. Currently it is the seventh largest Spanish company in terms of asset turnover and the leading business group in the Basque Country. At the end of 2010 it was providing employment for 83,859 people working in 256 companies in four areas of activity: Finance, Industry, Retail and Knowledge. The MONDRAGON Co-operatives operate in accordance with a business model based on People and the Sovereignty of Labour, which has made it possible to develop highly participative companies rooted in solidarity, with a strong social dimension but without neglecting business excellence. The Co-operatives are owned by their worker-members and power is based on the principle of one person, one vote.

Walt Disney

  • All our dreams can come true, if we have the courage to pursue them.
  • If you can dream it, you can do it.
  • We keep moving forward, opening new doors, and doing new things, because we’re curious and curiosity keeps leading us down new paths.
  • The more you like yourself, the less you are like anyone else, which makes you unique.
  • The way to get started is to quit talking and begin doing.
  • I always like to look on the optimistic side of life, but I am realistic enough to know that life is a complex matter.
  • When you’re curious, you find lots of interesting things to do.

Shuichi Kato

The most important and vital role of intellectuals in the future will be that of changing the fundamental values of humanity. Here I would like to distinguish between two categories: on the one side highly qualified experts, scientists and technicians: on the other, the intellectuals, the difference being that intellectuals have the values at heart. 

尾関章

サイエンスカフェという言葉が、だいぶ知られるようになってきた。僕が思い描くイメージは、いろんな人が喫茶店のようなところに集まり、さりげなく科学の話を交わす、といった感じなのだが、そんな雰囲気をつくり出すのはなかなか難しい。どうしても科学教室風の啓蒙感が漂いがちだ。
科学メディアに身を置く者として、僕自身も脱啓蒙のカフェをぜひやりたいのだが、果たしてほんとうに楽しそうにお客さんが訪ねてきてくれるものか自信がもてない。 。。。
実験や観測に巨費がかかる一方、研究費のパイをどう分け合うかが焦眉の論点となる今、科学者ではない納税者がどんな知的冒険を望んでいるかも公の場で論じ合われるべきだろう。こんなテーマのサイエンスカフェは、どうしたらできるのだろうか。

Alain Jocard

Inauguration d’une vaste centrale solaire en Eure-et-Loir

L’ancienne base militaire de Crucey-Villages accueille désormais 250 hectares de panneaux photovoltaïques.

John Lennon *

Imagine there’s no countries
It isn’t hard to do
Nothing to kill or die for
And no religion too
Imagine all the people living life in peace

ラフカディオ・ハーン

西欧文明から逃れて日本の生活の中に入るのは、十気圧の空気から逃れて完全に正常な環境に入るようなものです。さらに告白しなければならないことは、西洋の本質的な特徴である個人主義 (The Individuality) がまさに欠けているということが、私にとっては日本の社会生活の魅力のひとつであるということです。というのは、この日本では、誰ひとりとして他人を犠牲にして自らの個性を実現しようとする者はいないからです。

Lafcadio Hearn

… the sense of existence here is like that of escaping from an almost unbearable atmospheric pressure into a rarefied, highly oxygenated medium. That feeling continues: in Japan the law of life is not as with us, — that each one strives to expand his own individuality at the expense of his neighbour’s. But on the other hand, how much one loses! Never a fine inspiration, a deep emotion, a profound joy or a profoimd pain — never a thrill, or, as the French say so much better than we, a frisson. So literary work is dry, bony, hard, dead work. …
… But how sweet the Japanese woman is! — all the possibilities of the race for goodness seem to be concentrated in her. It shakes one’s faith in some Occidental doctrines. If this be the result of suppression and oppression, — then these are not altogether bad. On the other hand, how diamond-hard the character of the American woman becomes under the idolatry of which she is the Subject. …
… I doubt, or rather I wish to doubt, that the development of individuality is a lofty or desirable tendency. Much of what is called personality and individuality is intensely repellent, and makes the principal misery of Occidental life. It means much that is connected with pure aggressive selfishness: and its extraordinary development in a country like America or England seems a confirmation of Viscount Torio’s theory that Western civilization has the defect of cultivating the individual at the expense only of the mass, and giving unbounded opportunities to human selfishness, unrestrained by religious sentiment, law, or emotional feeling.

Lewis L. Strauss

It is not too much to expect that our children will enjoy in their homes electrical energy too cheap to meter; will know of great periodic regional famines in the world only as matters of history; will travel effortlessly over the seas and under them and through the air with a minimum of danger and at great speeds, and will experience a lifespan far longer than ours, as disease yields and man comes to understand what causes him to age. This is the forecast of an age of peace.

David Icke

I have known throughout the years that I have been warning about the global fascist agenda that what we are about to see was inevitable.
It was obvious that, despite the awakening of so many in the last decade, most people would need to see, touch, smell, hear and taste the fascism before they even began to accept that it was real.
This mass-reluctance to see the signs and act upon them was always going to condemn the population to some levels of the Orwellian control-system before it is eventually dismantled. I stress that it will be dismantled, but not before it has gone a lot further yet.
The question was never whether we would avoid the police/military state. I never had any illusions about that. The question was, and is, how deeply we will allow ourselves to be controlled by this evil and that can be answered by two other questions:
When are enough people going to give their total focus to bringing it to an end and when are the gofer administrators, dark suits and uniforms going to break ranks for the sake of their own families as well as the rest of us?

Erick Barrondo

Me voy a sentir el hombre más feliz del mundo si mañana alguien deja una pistola o un cuchillo y se acerca a un estadio y lo cambia por un par de tenis para hacer deporte.

>Shimizu Corporation

>Luna Ring

In response to the ever-growing demand for energy, Shimizu has developed plans for the Luna Ring, a project that seeks to transform the Moon into a massive solar power plant.

>Salvador Plasencia

>Antonio split the spines of books, spilling leaves of Austen and Cervantes, sheets from Leviticus and Judges, all mixing with the pages of The Book of Incandescent Light. Then Antonio unrolled the wrapping paper and construction paper and began to cut at the cardboard and then fold.
She was the first to be created: cardboard legs, cellophane appendix, and paper breasts. Created not from the rib of a man but from paper scraps. There was no all-powerful god who could part the rivers of Pison and Gihon, but instead a twice-retired old man with cuts across his fingers.
Antonio was passed out on the floor, flakes of paper stuck to the sweat of his face and arms, unable to hear the sound of expanding paper as she rose. His hands were bloody, pooling the ink of his body on the floor, staining his pants. She stepped over her creator, spreading his blood across the polished floor, and then walked out of the factory and into the storm. The print of her arms smeared; her soaked feet tattered as they scrapped against wet pavement and turned her toes to pulp.

浅井慎平

そういえば寺山がはじめてニューヨークに行くことになったとき、植草甚一に地図を描いてもらった。あれはおかしかった。というのはその頃、まだ植草はニューヨークに行ったことがないのに、本や映画で覚えたニューヨークのさまざまな街角やレストラン、カフェ、ジャズのスポット、映画館や公園に、やたらくわしくて、寺山にそれを教えたのだった。寺山も驚いていた。植草だけがなにくわぬ顔をしていたので、なんだかおかしく妙に嬉しくなってしまったことを龍平は思い出した。

Françoise Sagan

L’oncle voyageur attendait Bertrand à la terrasse d’un café. Quand je l’aperçus, je dis à Bertrand qu’il n’avait pas l’air mal du tout. Déjà nous étions près de lui, il se levait.
«Luc, dit Bertrand, je suis venu avec une amie, Dominique. C’est mon oncle Luc, le voyageur.»
J’ étais agréablement surprise. Je me disais: «Tout à fait possible, l’oncle voyageur.»
Il avait les yeux gris, l’air fatigué, presque triste. D’une certaine manière il était beau.

井上靖

星と月以外、
何物をも持たぬ沙漠の夜、
そこを大河のように移動してゆく民族の集団があった。
若者の求愛の姿態は未だ舞踊の要素を失わず、
血腥い争闘の意欲はなお音楽のリズムを保ち、
生活は豪宕なる祭儀であった。
絡繹とつづく駱駝たちの背には、
それぞれ水をいっぱい湛えた黒漆角型の巨大な器物が、
振り分けに架けられてあった。
名はなかった。
なぜならそれは生活の器具というより、
まさに生活そのものてあったから。

漆胡樽、
後代の人は斯く名付けたが、
かかる民族学的な、
いわば一個の符牒より他に、
いかなる命名もあり得なかったのだ。

とある日、
いかなる事情と理由によってか、
一個の漆胡樽は駱駝の背をはなれ、
民族の意志の黯い流れより逸脱し、
孤独流離の道を歩みはじめた。
ある時は速く、
ある時はおそく、
運命の法則に支配されながら、
東亜千年の時空をひたすらまっすぐに落下しつづけた。
そして、
ふと気がついた時、
彼は東方の一小島国の王室のやわらかい掌の上に受けとめられていた。
正倉院北庫の中の冷たい静かな、
しかし微かなはなやぎを持った静止が、
そのびょうぼうたる歴程の果てにおかれてあったのだ。

さらに二千年の長い時間が流れた。
突如、
扉はひらかれ、
秋の陽ざしがさし込んできた。
この国のもった敗戦荒亡の日の白いうつろな陽ざしであった。
日ごと群がり集う人々の眼眸は徒らに乾き疲れ、
悲しく何ものかに飢えていた。
傲岸な形相の中に一抹の憂愁を沈めた漆胡樽の特異な表情は、
それと並ぶ華麗絢爛な数々の帝室の財宝のいずれにも増して、
なぜか人々の心にしみ入って消えなかった。
巨大な夢を燃焼しつくした一個の隕石の面にただよう非情の翳りだけが、
ふしぎに悲しみをすら喪失したこの国の人々のこころに安らぎを与えるのであった。